2019-05-16
こんにちは。
久しぶりの投稿になります。
今年のGWは、地元で古くから行われているお祭りと重なり、
宿泊のお客様に祭りを見ていただけるという、
とてもうれしいGWでした!
正直、井筒屋がもう少し大きな宿泊施設だったら
もっと大勢のお客様に見ていただけるのになあ・・
とも思うのですが、板長がキャパオーバーになりますね(笑)
来年も、良いお祭りになりますように。
GWに彼女と旅行に行きました。20代カップルです。
元々は天橋立と城崎温泉への観光目的で彼女がじゃらんを通して見つけてくれました。ここの旅館は、ちりめん街道という通りにあります。この街は、明治時代頃からの人が住んでいて、住みやすく、古く歴史のある街だそうです。ちりめんじゃこのちりめんではなく、着物の生地のちりめんが盛んな場所だそうです。女将さんがとても優しくて、街の歴史についていろいろ親切に教えてくれました。宿泊の当日は地元の祭りがやっていて、老若男女問わず大変盛り上がっていて、素晴らしい地域の繋がりだと感じました。打ち上げで旅館の一部を使うので、ゆっくりできるようにと夕食は別室まで用意して下さいました。
この旅館の凄いところは料理です。まず驚いたのが魚の鮮度です。刺身が美味しい。その時にとれる、本当に美味しい魚のみを使うそうです。素材にこだわっているのが伝わりました。そしてタコの刺身についていたカラシ味噌。めちゃくちゃ美味しいので女将さんに聞いてみたら、なんとこれも板長のお手製だそうです。他にはお吸い物、アンコウの肝、小さい鍋、焼き魚などが出てきました。すべて一切の妥協を許さない完璧な料理です。うまいうまいと言って食べました。まさに職人技の料理でした。板長さんの本気が料理を通して伝わってきました。書き出すとキリがありませんが、朝食もおいしかったです。朝からご飯3杯も食べました。お米もこだわっていて美味しかったです。
お風呂も時間単位で貸し切りしてくれるし、本当にこんな値段でいいの?と思うくらい良かったです!
チェックアウトの時は女将さんも板長さんも出てきてくれて嬉しかったです。
翌日は天橋立も20~30分くらいで行けました。城崎温泉からも一時間くらいです。
人の温かみがありました!今度は家族と行きたいです。
とても気持ちのいい旅になりました。ありがとうございました!
(クチコミ評価: 部屋:5 風呂:5 料理(朝食):5 料理(夕食):5 接客・サービス:5 清潔感:5 総合:5)
しげのぶさま、ご宿泊ありがとうございました!
年に一度の地元の祭りの日にお越し頂き、ありがとうございます。早めにチェックインしていただけたので、歴史や町並みなどの説明を楽しんで下さり、私もうれしいです。また、打ち上げが22時過ぎまで続いたので、うるさかったと思うのですが、笑顔でご宿泊いただき、スタッフ一同ほっとしています。ありがとうございました。
そしてなにより、板長の魚料理を喜んでいただけて、とても嬉しいです。手間を惜しまず、料理にすべてをかける板長なので、そうして喜んでいただけることが生きがいです。
この時期は、水温の低い海流と高い海流が丹後半島沖でぶつかるため、冬の魚と夏の魚が入り混じる、独特の魚の種類を味わっていただけるのが特徴です。アンコウや水だこ、ブリなど、冬の魚が入る一方で、ヒラマサやすずき、かます、あじなど、夏に脂ののる魚も水揚げされます。特にぶりは、ここ五年くらいになるでしょうか・・春の海水温が中々上がらないため、産卵ができずに、脂ののった状態で五月中旬(最長記録は6月)まで水揚げされることが増えています。またその影響で、本来は暖かい海にすむヒラマサとの交雑が進み、ヒラマサとぶりのハーフが生まれ、水揚げされることもでてきました。
板長の仕入れは「人間の認識している魚の旬」ではなく、あえて「魚の状態をみて、状態の良いものを仕入れる。」ことにこだわっています。そのため、板長の仕入れた魚を見ていると、海流や海水温、えさになるプランクトンや小魚の分布等、海の中の様子が垣間見える気がします。
一般的に認識されている魚の旬は、江戸時代に確立されたものがほとんどです。そこから数百年を経た現在は、水の中はもちろん、陸の上も、環境が大きく変わっています。丹後の海の中に思いをはせながら、お召し上がり頂ければ幸いです。
最後になりましたが、井筒屋のウィークポイントである客室やお風呂にも、高い評価を頂き、ありがとうございます。板長が社長なので、食材にひたすらお金をつぎ込むため、設備投資はほとんどできないのですが、貸切風呂等喜んでいただけてとても嬉しいです。
また、丹後の海の幸を味わいたくなったら、井筒屋を思い出してくださいね。心よりお待ちしています。
ちりめん街道料理旅館井筒屋 女将 鈴木和女
井筒屋にご宿泊されたお客さまの感想
ところで、丹後にも、たくさんの酒蔵があります。
私自身、かつて醸造学科という「お酒を作る学校」に行っていました。
そのときの講義の中で、先生の言われた言葉がとても印象的で、「山に降った雨が、米を育て、
地下水となった水と米で日本酒が作られる。また雨は、川を下り、海に流れ込み、海の魚を育む。
日本酒も米も魚も、根源の材料である「水」が同じなので、その土地で醸された地酒と、その地域の海の幸は、合わないはずがない。」
とうものでした。私が地産地消にこだわるきっかけとなった言葉です。
丹後にはおいしい地酒もとても多いですし、なにより酒蔵が多い場所は、水がおいしく豊かで、米作りが行われているため、古くから
人が集い、歴史が深いところが多いです。ぜひ、その地域を味わうと思って、地酒を楽しんでいただけたらと思います。
井筒屋にご宿泊されたお客さまの感想
○天橋立から車で約15分
○与謝天橋立ICから車で約10分
○伊根の舟屋から車で約40分
伊根町の観光の前後にいらっしゃるお客様も多いんですよ。
ちりめん街道 料理旅館井筒屋
The Japanese-style hotel and restaurant,Izutuya
The landladyKazuko Suzuki