PNタケシ様から頂いた、じゃらんへの口コミ投稿です。

タケシクンさん
男性 / 60代

投稿日：2019/09/20

刺身が美味しい料理旅館

近くで行われるマラソン大会の参加のため、宿泊しました。建物は明治時代に建てられたものですが、もっぱら地元のちりめん問屋の旦那衆の宴会に使われたそうです。ちりめん街道に面し、沿道には、その往時の繁栄を残す立派な建物があります。
部屋数は三つしかなく、こじんまりとした旅館ですが、私たちは、二階の襖で仕切られた三部屋を使い、ゆっくり過ごしました。食事も部屋食です。
秀逸は、料理で、女将さんの解説を聞きながら、魚を大変美味しくいただきました。塩も普通の塩でなく、ミネラルをたくさん含むものですし、全粒粉の小麦粉を使われていて見えないとこにも気遣いがされています。健康志向の方にぴったりです。

【2019年09月宿泊  夫婦旅行】
【宿泊価格帯】 18,001～19,000円(大人１人あたり/税込)
【宿泊プラン】伝統の郷土料理を味わう旅。地魚たっぷり！医食同源・丹後ばら寿司会席。

タケシさま、ご宿泊ありがとうございました！与謝野町の誇る登大江山山マラソンにご参加いただき、ありがとうございます。
　一つだけ、私の説明不足だったようです。井筒屋は、創業は明治ですが、お泊り頂いた建物は、昭和八年に地元の織元さんたちの寄付で建て替えられたそうです。さかのぼること６年、井筒屋近隣は丹後大震災という大きな地震で被災し、井筒屋も大きな被害を受けました。しかし、地元の方々が「自分たちの宴会をするところを、なくすわけにはいかない。」と、寄付を呼びかけ、再建されたそうです。おかげさまで多額の寄付が集まり、宮大工さんに建てていただいた、と聞いています。そんな歴史と趣のある建物ですので、私たち自身もとても愛着があります。お泊り頂けて、とてもうれしいです。
　また、板長の選んだ食材、しかも塩や小麦など、細かいところに目を留めて下さり、ありがとうございます。小麦は与謝野町でとれた小麦を、全粒粉のままで非常に細かく製粉したものを使っています。粗挽きにすると天婦羅の粉がうまくつかないので、市販の小麦と同等の細かさまで農家さんの自家製粉でお世話になっています。そのぶん、製粉に時間がかかるので、市販の全粒粉よりさらに高くなります。ですがこの全粒粉に変えてから、板長の天婦羅の天かすを、子供たちがおやつ代わりに食べるようになりました（笑）
　そして、板長の使う塩・・年間１０万円以上を塩代につぎ込むそのこだわり、しかも粗塩で仕入れて、自分で塩を炒ってます。私は恥ずかしながら、「塩を炒る。」という行為は、昔話の中でしか見たことがなかったので衝撃的でした。ですが、こうした見えにくいこだわりを重視していただける方はまだまだ少ないので、とてもうれしいです。ありがとうございます。
　最後になりましたが、海外旅行のお話、とても興味深く聞かせていただきました。日本ではなじみのない国ばかりでしたが未知の世界に行くのは、心惹かれますね。またたくさんお話を聞かせて下さい。心より、お待ちしています。
追伸　お泊り頂いた日も、近々海外に行かれるとのことでしたが、旅の安全を、心より願っています。季節の魚料理が恋しくなったら、またお越しくださいね。
　ちりめん街道　料理旅館井筒屋　女将　鈴木和女

じゃらんネット月間口コミランキング 「夕食の良かった宿近畿北陸地域」

ペンション・民宿・ロッジ部門第2位に掲載していただきました。

じゃらんOF THE YEAR　2018 【夕食部門】
近畿北陸地域　50室以下　第３位

【審査基準】『じゃらんnet』のクチコミ評点（夕食）が上位の宿泊施設に贈られます。

なんと、昨年に続き、二回目の受賞になります！

板長の料理は、人間の都合に合わせない、その時の海や魚の状態に徹底的に合わせるため、なかなか大衆受けはしません。ですので、こんな大きな賞を二回もいただけるとは、思ってもみませんでした。魚が大好きで井筒屋にお越しいただいたお客様に、心からの感謝と御礼を申し上げます。本当にありがとうございます！

ちりめん街道は、確かに地味な観光地ですが、人が少ないからこそ
大きな観光地では得られない、心の平穏や、なつかしさを感じることが出来る場所です。
お客様の口コミ投稿をみていても、ちりめん街道のたたずまいや、静かで落ち着いた雰囲気を、好意的に受け止めてくださる方が、とても多いと思います。
 観光地＝人数が多いほうが勝ちではなく、お客様がそれだけ満足して帰られたか？を評価していただけたこと。
このことが、本当に、本当に嬉しかったです。
 数多くの宿の中から、井筒屋を選んでくださったお客様へ、
そして、ちりめん街道にいらっしゃるお客様をあたたかく迎えてくださった、地元住民の皆様
なにより板長と女将が、自分の本来の仕事に集中できるようにサポートしてくれたスタッフと家族へ心からの感謝の気持ちをこめて。

 板長　鈴木孝昌　　女将　鈴木和女