2021-03-18
おきゃくわんの写真集その3
暖かい日が続き、春めいてきました。3月下旬に予定している赤野邸のお風呂工事ですが、バスタブだけ今日届いてしまって、置き場所に困っています(笑)風呂場のサイズ等の都合上、洋風の木製バスタブになりました。実は大正から昭和初期にかけて、ちりめん街道は国内でもいち早く洋風化が進んだモダンな町でもあります。宿にする古民家を探しているとき、戦前の家にもかかわらず、洋風のリビングと暖炉がある家や、昔のガスストーブを暖炉風にしている家とか、意外と沢山あって驚きました。明治末期以降に絹織物の輸出が増え、当時の織元さんたちが、主な輸出先である欧米の生活様式をいち早く取り込んだ名残だと思うと、感慨深いですね。
赤野邸は今後も少しずつ改装していくと思いますが、赤野邸が建てられた時代の、大正ロマンの情緒あふれるちりめん街道を彷彿とさせるような、和洋折衷のレトロな雰囲気を大切にしたいと思います。井筒屋の旧館同様、往時のちりめん街道の隆盛を、今に伝える、そんな宿にしたいですね。