その土地でしか食べられない珍しいお魚も入っていたお刺身がとても美味しかったです。

おはようございます！

昨日、稲刈り体験について書いたのですが、

お世話になった農家さんが

子供たちが植えた田んぼのお米を

届けてくださいました！

早速今日にでも炊いて食べてみます！

しずくさん
女性 / 30代

投稿日：2017/09/29

お魚が美味しい宿

天橋立から少し山側に入ったちりめん街道に宿はあります。少し分かりにくいですが、その分静かです。
昔からの風情が残る建物の玄関には早速綺麗な打掛が飾ってあります。お部屋は本当に一軒家の中の一室と言う感じで、必要な機能は最低限揃っているので特に不便は感じませんでした。ただし、旅館やホテルのような高級感や機能を好まれる方にはおすすめしません。
今回お食事が良さそうだったので予約をしましたが、やはりお魚が美味しかったです。まず、その土地でしか食べられない珍しいお魚も入っていたお刺身がとても美味しかったです。焼魚も一人一匹とボリュームも満点！バラ寿司も絵巻風に盛り付けられており、一つ一つのお料理が丁寧に作られていてとても美味しかったです。食前酒におすすめ頂いた地酒が美味しかったので、帰りにお土産に買って帰りました。
朝食も早速新米を頂くことが出来、魚介の出汁がたっぷりいただける赤だしもかなり嬉しかったです。私は普段白ご飯をあまり食べないのですが、朝からおかわりしてしまいました。湯豆腐のお豆腐も味が濃くてペロッと頂けてしまいました。
普通の旅館ではあまり宿の方とお話することはないと思うのですが、女将さんがこの土地の歴史や、建物のことなど色々お話しくださり、面白かったです。ご家族(お子さん)がお顔を出して下さったりアットホームな雰囲気で何だかほっこりしてしまいました。

【2017年09月宿泊  夫婦旅行】
【宿泊価格帯】 11,001～12,000円(大人１人あたり/税込)
【宿泊プラン】訳ありプラン。地魚をたっぷり！丹後の地酒と、医食同源寿司会席。バス・トイレ付き

しずくさま、ご宿泊ありがとうございました！とても的確に井筒屋を表現してくださって、ありがとうございます。そうなんです、井筒屋の部屋は、泊まることに必要な最低限の機能は有していますが、旅館の豪華さやホテルのような機能性を求められるお客様にはまったく向いていません。お部屋に豪華さや機能性を求められるお客様は、井筒屋ではお食事のみのプランをおすすめしています。
　お魚料理をほめて頂き、ありがとうございます。板長がたくさんの種類の魚を食べて欲しいという一心から、お刺身だけでも五種類の魚が食べられます。そして、魚にこだわっていますが、あえて姿作りはしていません。というのも、姿作りは見栄えはするのですが、量が多くなりすぎて、たくさんの種類の魚を入れたいときには向いていません。いろんな種類の魚を仕入れて捌くのは、正直とても手間がかかり、なおかつ地味です。しかし、「こんなにたくさんの種類の魚を一度に食べたのは初めてです！」というお客様の驚嘆の声を励みに（笑）がんばっています。
　板長が漁港で初めて見る魚は、図鑑等でまず調べて、毒がないことが分かったら、家族に食べさせて、美味しかったら少人数の会席料理に昇格します。刺身で美味しくなかったら、煮てみる、焼いてみる、干してみる・・etc。気候変動で丹後ではこれまで水揚げされたことのなかった魚も、他府県では昔から食べられていることもあるので、文献を調べる等、地道な作業の積み重ねです。その分お客様に喜んで頂けた時のうれしさはひとしおです。
　また、朝食も喜んで頂けて、とても嬉しいです。丹後のお米は美味しいのです・・が、新米は一層ですね！板長の赤出汁は、本当に美味しく、私も大好物です。大きなお鍋に魚の骨を一杯入れてだしをとり、その後０度で一週間以上熟成させています。冷蔵庫の中で、魚のコラーゲンが固まってプルプルしていることもあります。そして、お豆腐。井筒屋近辺は手作りの豆腐やさんが行商で売りに来られます。充填でないので日持ちはしませんが、濃い風味で美味しいお豆腐です。
　最後になりましたが、田舎に帰ってきたような、ほっこりした気分を味わいたくなったら、また井筒屋へお越しくださいね。子供達ともども、心よりお待ちしています。

　冬はカニとブリ、夏はハモ、と人間の市場で売れやすいコース料理を汲んでいると、仕入れも人間の都合にあわせることになりますので、海の中の変化はわかりません。

　魚の種類も、気が付いたら見かけなくなったり、あるいはこれまで見たことの無いものが揚がったり・・毎年少しずつ変わってきます。

　そんな海の中の変化が透けて見えるような、板長の医食同源会席。決して大衆受けはしないですが、喜んでお召し上がり頂けると、本当に嬉しいです。