2018-05-22
こんにちは。 先日、印象的な出会いがありまして、
ちりめん街道近辺と井筒屋は昭和40年代のテレビ映画「大いなる旅路・夜明けの誓い」のロケ地として使われているのですが
大いなる旅路を企画されたプロデューサーの娘さんが 井筒屋にご宿泊されました!!!!!!!!!!
御本人も、この地がロケ地であることは知らずにいらっしゃったそうです。(大いなる旅路は、映画もテレビバージョンも何作も創られました。)
私が、「板長も私も、加悦SL広場の二号機関車が大好きなのですが、現役時代を見ることが出来ず、この映画の中で始めて動いている二号機関車を見ることが出来ました。ありがとうございました。」とお伝えすると、
「父は、この時代の、この風景は、時代の流れでいつか消えてしますので、映画という形で後世の人達に伝えたい、そういう思いで「大いなる旅路」を作った、と言っていました。」とおっしゃっていました。
「思いがけず、父の供養が出来ました。ありがとうございました。」と、帰り際に言っていただき、とても嬉しかったです。
宿を営んでいると、様々な出会いがあります。 過去と現在をつなぐ出会いに、心から感謝しています。
大いなる旅路・夜明けの誓い↓
ゴールデンウィーク後半に利用させていただきました。
正直なところ、今までの与謝野町の印象は、京丹後観光途中の休憩で道の駅に立ち寄る通過点でしかありませんでした。今回、与謝野町とりわけ「ちりめん街道」の歴史に対する興味が大いに湧いてきましたので目的地としましたが、とても良い旅となりました。
「ちりめん街道」の観光には、まず出掛ける前にインターネット等で予習、現地に到着したら与謝野町観光協会(駐車場横の旧加悦町役場庁舎)に立ち寄り、旧尾藤家住宅にて歴史ビデオを観ることお勧めします。少しでも予備知識がありますと当宿の女将さんのお話がより深いものとなり、翌日の街歩きがより感慨深いものとなるかと思います。女将さんは「ちりめん街道」を愛しておられ、語り部でいらっしゃいますが、こちらの街の魅力を私たちも感じることができました。明治・大正・昭和初期に隆盛を誇った歴史の遺産を今でも生活の一部として残され観光できるなんて奇跡ではないでしょうか。昭和初期築の井筒屋さんに宿泊できるのもまたしかりかと思います。
夕食、朝食につきましては、他の方のコメントと同様で、板長さんの地元の食材に対する信念・こだわりが感じられ大変美味しくいただきました。地元の食材を使ったお料理を地元のお酒でいただく、とても贅沢なひとときでした。
帰りは、SL公園に立ち寄り、福知山の足立音衛門でお土産購入、福知山城天守閣から市内を一望、丹波百毫寺で九尺藤のライトアップを鑑賞し帰路につきました。また、ぜひ利用させていただきます。
- 総合
- 4
- 部屋
- 4
- 風呂
- 4
- 料理(朝食)
- 4
- 料理(夕食)
- 5
- 接客・サービス
- 5
- 清潔感
- 4
【2018年05月宿泊 夫婦旅行】
【宿泊価格帯】 15,001~16,000円(大人1人あたり/税込)
【宿泊プラン】訳ありプラン。伝統の郷土料理を味わう旅。地魚たっぷり!医食同源・丹後ばら寿司会席。バス・トイレ付き
tacchanさま、ご宿泊ありがとうございました!今回の旅で、与謝野町に興味を持っていただけて、とてもうれしいです!天橋立や城崎、伊根の舟屋に夕日が浦等、丹後にはたくさんの観光地があります。その中で、与謝野町のような超マイナー観光地を選んでいただき、ありがとうございました。
私自身は、本当は語り部ではないんです(笑)本当に与謝野町の語り部(ガイド)になるには、語り部の講習会を受けたりしないといけないのですが、そういった資格は苦手で、「私自身がこの町に来て、面白いと思ったことを、お客様に分かりやすくお伝えしたい。」と思って、地域の方のお話や、町史を自分なりにまとめたりしています。
丹後の、そしてちりめん街道のすごさは、隆盛の素地が、丹後ちりめんがこの地に伝来する1000年以上前からあること、(丹後ちりめん以外にも鉄の産地、海産物の産地、朝鮮半島との交易の拠点等、何度も隆盛を誇っています。)そして町全体が「町を愛し、町のために私財をつぎ込んで、自分たちで街づくりをする。」という、自治意識の高い地域であったことです。
井筒屋の建物自体、昭和2年の丹後大震災で被災したのち、町の人たちの出資で、今現存している旧館を建てて頂いたそうです。現在の建物のような派手さや機能性はありませんが、細部までこだわり、丁寧に建てられていて、私たちが今建てようとしても建てられない、素晴らしい建物です。
私が今ここにいるのは、ひょっとしたら井筒屋自体に命があり、井筒屋に呼ばれたのかもしれない。。。そう思うこともあります。先代までは地域の人たちに愛される料亭であり、現在の板長の代からは、遠方のお客様に、この地に足を運んで頂くための拠点としての役割も担うようになりました。この地域のすばらしさを、そして板長の料理への思いを、徹底したこだわりを、お客様にしっかり伝えるためにも、小さい宿のままでいたいと思っています。
最後になりましたが、GWの旅行先に、井筒屋のような小さな宿を選んでいただき、本当にありがとうございました。板長の料理は、井筒屋の旧館同様、派手さはありませんが、丹後の海の中の本当の季節が垣間見えるような、細部までこだわった丁寧なお料理です。懐かしくなったら、ぜひまた井筒屋へ足を運んでくださいね。心より、お待ちしています。 女将 鈴木和女
井筒屋HPhttps://www.chirimenkaido-idutsuya.jp/
井筒屋にご宿泊されたお客さまの感想
井筒屋にご宿泊されたお客さまの感想
○天橋立から車で約15分
○与謝天橋立ICから車で約10分
○伊根の舟屋から車で約40分
伊根町の観光の前後にいらっしゃるお客様も多いんですよ。
ちりめん街道 料理旅館井筒屋
The Japanese-style hotel and restaurant,Izutuya
The landladyKazuko Suzuki